【衝撃】ケアンズの深夜に襲われた話
油断していた、仕事帰りの夜道
2024年8月、ケアンズでの出来事です。4月にケアンズに来て、仕事も見つかり、生活にも慣れてきた頃でした。今思えば、そこに油断があったのだと思います。
働いていたお店は22時閉店。片付けを終え、いつものように同僚と一緒に自転車で帰宅していました。その日、同僚が「うちに寄っていったら?」と誘ってくれたので、彼女の家に向かうことにしました。
彼女が先を走り、私が後ろを走る。私はショルダーバッグを肩から下げ、カバン部分を後ろに向けていました。
あの瞬間
大通りから脇道に入ったとき、古い車に追い越されました。その車は私たちの20メートルほど先で停車。何もない場所に停まったので不思議に思いましたが、そのまま車の脇を通り過ぎました。
そのまま少し進んだところで、何かカバンを引っ張られるような違和感。
ふと後ろを振り返ると——人!しかも2人!
その瞬間、思いっきり鞄を引っ張られ、カバンの紐がちぎれると同時に2人は走り出し、さっきの車に乗り込んで猛スピードで走り去っていきました。
盗まれたもの
取られた瞬間、頭に血が上りました。取り返そうと自転車に乗ったままUターンし、その車に向かって突進しましたが、もちろん追いつけるはずもなく…。
怪我をしなかったのは幸いでしたが、今思えば追いかけずにそのまま諦めるべきでした。本当に危険な行動だったと反省しています。
盗まれたもの:
- iPhone 15 Pro(購入から1年未満)
- 運転免許証
- 家の鍵
- サングラス
幸いにも、クレジットカードや財布は家に置いていたため無事でした。
現地の警察へ
呆然としていましたが、友人のスマホで警察に通報。10分ほどしてパトカーで警察官2名が現場に到着しました。
簡単に何が起こったかを説明すると、友人と私は警察の車に乗せられ、深夜の警察署へ向かいました。
警察署に着くとオフィスに案内され、友人と私は別々の部屋で事情聴取を受けました。私は女性スタッフの横に座り、起きたことを話すと、彼女は慣れた様子で書き起こしてしていきます。私のたどたどしい英語も、全く気に留めていないようでした。きっと、こういった事件は日常茶飯事なのでしょう。
私は動揺していた上、夜に目が利くほうではないので、車の特徴やナンバー、犯人の特徴も肌の色くらいしか分かりませんでした。
友人の証言によると:
- 車の色は青
- 犯人は1人は女性、1人は男性
- 10代に見えた
その後、警察からは受付番号のメールが一度届いたのみで、その後の進展については何の連絡もありません。ケアンズではこういった盗難が多発しており、車やもっと高価なものが盗まれるケースも珍しくないそうです。私のような「些細な」件は、優先順位が低いのかもしれません。
事情聴取が終わると、警察の車で家まで送ってもらいました。深夜でしたが、幸いにも同居している日本人の子が起きていて、家に入れてもらえました。
しかし、ここで新たな恐怖が襲ってきました。盗まれた免許証には住所が書かれており、家の鍵も入っている。もしあいつらがまた戻ってきたらどうしよう…。その夜は恐怖で眠れませんでした。
翌朝の対応:
次の日の朝、すぐに家主さんに事情を話し、費用を負担するのでドアの鍵を交換してほしいとお願いしました。家主さんには知り合いに業者のつてがあるらしく、なんと50ドルで、しかもその日のうちに鍵を交換してもらえました。
その後、家主さんが知り合いの中古スマホショップを案内してくれ、700ドルほどで新しいスマホを購入しました。
一番悔しかったこと
悔しかったのは、iPhone 15 Proとともに、数ヶ月間の滞在の写真を全て失ってしまったことです。バックアップを取っていなかったことを、今でも後悔しています。
もう一つ悔やまれるのは、iPhoneの「探す」機能を有効にしていなかったこと。位置情報の追跡ができれば、警察が一緒にその場所に行ってくれると話していました(本当にやってくれたかは分かりませんが)。
不幸中の幸い
ただ、いくつか救いもありました。
eSIMのおかげで: オーストラリアと日本のSIMは、どちらもeSIMにしていたので、所定の手続きをしたら新しいスマホでもすぐに使えるようになりました。それに伴い、生活に必要なアプリも1週間ほどで使えるように復旧しました。
PCにLINEを入れていた: 日本にいる家族には、PCのLINEからすぐに「連絡が遅くなる」旨を伝えられました。これは本当に助かりました。
免許証の再発行: ネットからすぐに再発行申請ができ、80ドルほどで手続き完了。2週間ほどして郵送で届きました。
ケアンズで知った現実
家主さんに事情を話した時、こういった盗難事件はケアンズで多発していることを知りました。家主さんのケアンズに住む親戚は、車とクレジットカードを盗まれたことがあるそうです。
そして、家主さんが言ってくれた言葉が印象に残っています。
「失った分以上のものが、いつか返ってくるよ」
落ち込んでいた私の心が、その言葉で少し軽くなりました。
学んだ教訓
物を失ったこと以上に、振り返った時に目の前に人がいた、あの恐怖体験が心に染みついてしまいました。この経験から学んだことをまとめます。
夜間の移動について:
- 夜の徒歩・自転車移動は極力避ける
- どうしても必要な場合はタクシーを使う
- 人通りの少ない脇道は特に危険※脇道に入る前に周囲を確認
貴重品の持ち方:
- ショルダーバッグは体の前に持つ
- カバンは後ろに向けない
- 高価なものは極力持ち歩かない
- クレジットカードと現金は分散して保管
スマホの設定:
- 「探す」機能は必ず有効にする
- 写真は定期的にクラウドにバックアップ
- eSIMは便利(再設定が楽)
- PCにもLINEなどの連絡手段を確保
緊急時の対応:
- 危険を感じたら追いかけない(私の失敗。身体の方が大事)
- すぐに警察に通報
- 家の鍵が盗まれた場合は即座に交換
- 免許証の住所変更や再発行の手続きを確認しておく
以上です!皆さんも海外滞在時は特にお気を付けください!
