ワーキングホリデー

海外生活で「日本に帰りたい!」と思った瞬間 〜お風呂につかりたい欲求との戦い〜

kyane

海外で生活していると、ふとした瞬間に「ああ、日本に帰りたい…」と思うことがありますよね。今日は、私が特に強く感じた「日本恋しい」瞬間についてお話しします。


お風呂につかりたい!というシンプルで切実な欲求

海外生活を始めて気づいたこと。それは、お風呂につかるという行為が、いかに日本特有の文化であるかということでした。

私が住んでいた家は、残念ながらシャワーのみ。オーストラリアでは浴槽につかる文化があまりないため、シャワー飲み・バスタブなしの家も多いんです。最初は「シャワーだけでも慣れるだろう」と思っていましたが、日が経つにつれて、あの温かいお湯に肩までつかってリラックスする感覚が恋しくなってきました。


代替案を模索:プールから銭湯的な何かを求めて

どうにかして「水につかる」感覚を味わいたくて、プールに行ってみたこともありました。でも、やっぱり違うんですよね。プールは泳ぐ場所であって、リラックスする場所じゃない。物足りなさは募るばかりでした。

「なんか銭湯的なものはないかな…」

そう思って探していたときに出会ったのが、フロートセラピーでした。画像を見ると、なにやらバスタブっぽいものに水が張ってある!「これだ!」と思い、すぐに予約しました。

期待に胸を膨らませながら、フロートセラピーを体験。しかし、いざ入ってみると…

まず、お湯がぬるい! 体温と同じくらいに設定されているため、日本の温かいお風呂を期待していた私には物足りなさすぎました。そして何より、塩分濃度が高くて体が浮き上がってしまうため、肩までしっかりつかることができないんです(笑)。

浮遊感は確かに不思議で面白い体験でしたが、これは求めていたものとは違う…。あの「ふぅ〜」とため息をつきながら肩までお湯につかってリラックスする、あの感覚ではなかったんです。


ついに決断:わざわざバスタブ付きのリゾートホテルを予約

もう我慢できない。

そう思った私は、思い切ってバスタブ付きのリゾートホテルを予約しました。少し贅沢かもしれないけれど、この欲求は抑えられませんでした。

そして迎えた当日。ホテルの部屋に入り、バスタブにお湯を張る。湯気が立ち上る様子を見ているだけで、すでに幸せな気持ちになります。

ゆっくりとお湯につかった瞬間、心の底から「ああ…これだよ、これ!」と思いました。肩までお湯につかり、一日の疲れが溶けていく感覚。日本で当たり前だったこの時間が、こんなにも贅沢で特別なものだったなんて。


そして何よりも:治安の良さという見えない安全網

お風呂も確かに恋しかったのですが、海外生活で最も「日本に帰りたい」と強く思ったのは、治安の問題でした。

中国留学中は、遅い時間まで営業している映画館が近くにあったので、深夜にそこまで行くのが趣味でした。東京に住んでいた時も、夜の街を散歩するのが好きで、よく夜中にふらふらと歩き回っていました。

しかし、私が滞在していたケアンズは、夜になると治安がさらに悪化。非行に走っているティーンエイジャーたちが盗んだ車で走り回ったり…。夜まで営業のレストランで働いていたので、帰り道に自転車で走っていたら車で接近され、怖い思いをしたこともありました。

さらには、昼間でも安全とは言えないこと。アジア人ヘイトなのか、からかっているだけなのかわかりませんが、キッズたちから石を投げられたこともありました。私自身、自転車を盗まれ、ひったくりに遭うなど、短い滞在期間にもかかわらず色々な経験をしました。

夜になっても、一人でも、女性でも比較的安全に過ごせる。これは決して簡単なことではない。日本の治安の良さを皮肉にも海外で思い知りました。


当たり前の幸せに気づかされた瞬間

海外で生活してみて初めて、日本の「お風呂文化」の素晴らしさ、そして「治安の良さ」という目に見えない安全網の有難さを実感しました。毎日お風呂につかれること、夜道を安心して歩けること。これらがどれだけ恵まれていたか。

皆さんも海外生活を経験したら、きっと「当たり前」が「特別」に変わる瞬間を味わうはず。そんな発見も、海外生活の醍醐味かもしれませんね。


この記事の著者

名前 / Name  
きゃね 
実績 / Achievements
学生時代に中国留学を経験し、卒業後は東京で就職。30歳手前で仕事をやめオーストラリアへワーホリへ。現在は帰国し東京の企業で仕事をしています。行き当たりばったりで困ることが多かったので、少しでもこれから海外へ行かれる方の助けになればと思っています。

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